システム時刻

システム時刻について説明します。

システム時刻は、ログやステータス参照時の時刻情報として表示されます。

各機能が時間経過をカウントするタイマーはシステム時刻とは独立しているため、時刻合わせ操作が各機能の時間経過処理に影響することはありません。

タイムゾーン

SEILにおけるタイムゾーンの扱いについて説明します。

次のいずれかのタイムゾーンを設定できます
  • 日本(Japan)
  • 米国の地域名
  • POSIX形式のGMTタイムゾーン名

再起動後のシステム時刻の状態遷移

システム時刻は起動時に初期化されますが、機種ごとのハードウェアの機能によって起動後のシステム時刻の状態遷移が異なります。

SEIL/B1
システム時刻は、電源投入時または再起動時に2001年1月1日午前9時0分0秒に戻ります(電源投入直後に初期値2001年1月1日午前0時0分0秒から2001年1月1日午前9時0分0秒に変更されます)。電源を再投入または再起動したときは時刻の設定をやり直して下さい。
SEIL/X1
システム時刻は、電源投入時に2001年1月1日午前9時0分0秒に戻ります。電源を再投入したときは時刻の設定をやり直して下さい。(rebootコマンドなどによる、電源断を伴わない再起動の場合は時刻は保持されます)
SEIL/X2
電源投入時のシステム時刻は、RTCによって保持されている日時になります。
SEIL/x86 Fuji
電源投入時のシステム時刻は、仮想環境の場合はホストOSによって保持されている日時になります。
SEIL BPV4
電源投入時のシステム時刻は、RTCによって保持されている日時になります。

時刻合わせ

NTPによる時刻合わせ
NTPクライアント・サーバ機能が設定されている場合、起動処理終了後自動的にNTPを用いた時刻合わせを行います。
手動での時刻合わせ
dateコマンドにより任意の時刻に設定できます。

うるう秒の扱い

SEILにおける、うるう秒の扱いについて説明します。

標準時にうるう秒が挿入される際のシステム時刻の遷移は、NTPの使用有無、および上位NTPにおけるうるう秒の扱いに依存します。

重要: SEILの各機能が時間経過を参照するタイマーは、システム時刻とは独立してカウントします。 このため、うるう秒挿入の有無が動作中の機能に影響することはありません。

NTPを使用しない場合

標準時にうるう秒が挿入されたタイミングで、標準時に対して1秒時刻が進んだ状態となります。 標準時に合わせるためにはdateコマンドで時刻を設定しなおす必要があります。

うるう秒を挿入するNTPサーバを参照している場合

上位のNTPサーバに従い次のようにうるう秒を挿入します。
Sun Jul  1 08:59:56 JST 2012
Sun Jul  1 08:59:57 JST 2012
Sun Jul  1 08:59:58 JST 2012
Sun Jul  1 08:59:59 JST 2012
Sun Jul  1 08:59:59 JST 2012	←うるう秒
Sun Jul  1 09:00:00 JST 2012
Sun Jul  1 09:00:01 JST 2012
Sun Jul  1 09:00:02 JST 2012

うるう秒を挿入しないNTPサーバを参照している場合

上位のNTPサーバに従いうるう秒を挿入しません。 標準時にうるう秒が挿入された時点で標準時に対して最大約1秒時刻が進んだ状態となりますが、 この差はNTPにより徐々に補正されます(突然"1秒戻す"ことはありません)。

NTPの LEAP bit に対する動作

うるう秒の挿入が行われる際、上位のNTPサーバからのパケットにLEAP bitが立てられた場合はその状態を受け継ぎ、 下位のNTPクライアントからのリクエストに対してもLEAP bitの立ったパケットをリプライします。