SEIL/x86 FujiのVMwareサポート状況

動作するVMwareのバージョン

SEIL/x86 Fujiは次のバージョンのVMware ESXi上で動作することを確認済みです。

• VMware ESXi 7.0
• VMware ESXi 6.5
• VMware ESXi 6.0
• VMware ESXi 5.5

サポートする準仮想化ドライバ

SEIL/x86 Fujiでは、vmxnet3を含むVMwareの準仮想化デバイスには対応していません。

VMware Toolsの一部機能に対応

• ファームウェアバージョンおよびIPアドレスのホストへの通知
  • IPアドレスはループバックアドレス以外で最初に付与された1つを通知します。
• ホストとの時刻同期
  • ホスト側で時刻同期設定を有効にする必要があります。
• ホストからのシャットダウン/再起動
  • シャットダウン時は電源OFFと同等の動作になります。

VMwareおよびデバイスの認識

SEIL/x86 FujiがVMware上で動作している場合は、起動時に以下のメッセージが表示されます。

wm0 at pci2 dev 1 function 0: Intel i82545EM 1000BASE-T Ethernet, rev. 1
wm0: interrupting at irq 10
wm0: 32-bit 66MHz PCI bus
wm0: 256 word (8 address bits) MicroWire EEPROM
wm0: Ethernet address 00:50:56:XX:XX:XX
makphy0 at wm0 phy 1: Marvell 88E1011 Gigabit PHY, rev. 3
makphy0: 10baseT, 10baseT-FDX, 100baseTX, 100baseTX-FDX, 1000baseT, 1000baseT-FDX, auto
rename wm0 to lan0

時刻の扱い

• SEIL/x86 Fujiは、起動時にハイパーバイザから仮想マシンに供給される時刻を元に動作します。
• 負荷などの状況に応じて、ハイパーバイザの時刻とSEIL/x86 Fujiの時刻にずれが発生する場合があります。
• 定常動作中はNTPによる時刻同期を使用してください。

ネットワークアダプタ（e1000）

• SEIL/x86 Fujiはネットワークアダプタとしてe1000をサポートします。
• 物理インタフェースのメディアの状態は一切反映されません。
• 便宜上、常に1000baseT Full-Duplexで動作します。
• Jumbo Frame はサポートしていません。
• プロミスキャスモードを利用する場合は、VMwareの仮想スイッチの設定が必要です。

ライブマイグレーション

SEIL/x86 Fujiでは、VMware ESXiの仮想標準スイッチ(vSS)及び仮想分散スイッチ(vDS)の配下にある場合について、物理筐体間でのライブマイグレーションを行った場合でも通信を継続できることを確認しています。