A01516

DHCPのステータス上はアドレスプールに余裕があるように見えるにもかかわらず、IPアドレスがリースされない状態になる不具合を修正しました。

関係する機能
DHCP
該当機種 修正適用バージョン 影響を受けるバージョン
SEIL/X1, SEIL/X2 4.80 未確認
SEIL/B1 4.80 未確認
SEIL/x86 Fuji 3.40 未確認

不具合の説明

DHCP機能がIPアドレスをリースしようとするとき、既に使用されていないかチェックするため当該IPアドレスにICMP Echoを送信しますが、これに応答が無いにもかかわらずARPエントリにIPアドレスが存在することがあり、この場合は当該IPアドレスのリースは内部的に保留し、他のIPアドレスのリースを試みます。

この時リースを保留したIPアドレスは、アドレスの空き状況に応じて再度リースを試みるはずですが、前述のチェック処理に不具合があり、クライアントのリクエスト時の挙動により当該IPアドレスが再利用できない状態になる場合があります(この状態はステータス参照で確認できません)。

時間経過によって繰り返し発生し、この再利用できないリース保留アドレスが増加していくと、リース可能なアドレスが不足する状態に至ります。

回避・復旧手段

なし

  • 問題が発生した場合、DHCP機能を一旦無効化し再度有効化(disable/enable)することで復旧します。

変更・修正内容

DHCPのステータス上はアドレスプールに余裕があるように見えるにもかかわらず、IPアドレスがリースされない状態になる不具合を修正しました。