Updated on 2011.11.11

SEIL/x86

x86ベースの高機能ソフトウェアルータ「SEIL/x86」

製品概要

x86アーキテクチャベースの高機能ソフトウェアルータ

SEIL/x86(ザイル・エックスハチロク)は、PCベースのハードウェア上で動作するソフトウェアルータです。SEILシリーズの豊富な機能をそのままに、インストール先となるハードウェアの選定次第で、低価格アクセスルータとしても、大規模WANを収容するハイエンドVPNセンタールータとしてもお使いいただけます。また、仮想サーバ(VMware)上で動作させることで、プライベートクラウド環境と社内をつなぐゲートウェイルータとしての利用や、バーチャルルータとしての利用など、更なる用途が広がります。

製品特長

SEIL/Xシリーズ同様の機能を保持

IPsec、L2TPv3、L2TP/IPsec、PPTP等のVPN機能や、Firewall、Policy Routing、MACアドレスリストベースフィルタなど、SEIL/X2相当の豊富な機能を搭載。性能はインストール先のハードウェア性能によって自在に拡張可能です。

手持ちのPCやサーバをそのままSEILとして利用可能

SEIL/x86は、x86アーキテクチャベースの標準的なPC上でも動作します。USBブート、CD-ROMブートで、手持ちのPCやサーバを手軽にSEILとして利用できます。

クラウドネットワークでの仮想ルータとしての利用

SEIL/x86は、仮想サーバ(VMware)上でも動作します。クラウド環境のゲートウェイルータとして、クラウド環境と各拠点とをVPN接続したり、これまでVPNアプライアンスを並列稼働して収容していたような大規模WANを、SEIL/x86をインストールした1台の高性能ハードウェアにまとめてVPN拠点収容効率を向上させるなど、これまでルータハードウェアでは難しかった構成も実現できます。

製品仕様

スペックシート

リリース名 SEIL/x86 Fuji
メモリ 512MB以上を推奨
LAN/WAN Ethernetインタフェース 最大6ポート
VLAN 最大32エントリ(IEEE802.1Q 準拠)
PPP 最大8エントリ設定可能(VRRP同期, オンデマンド接続, 常時接続, 手動接続)
PPPoE 最大8セッション(Numbered/Unnumbered対応)
Bridge pure bridge, brouter(IPv4, IPv6 on/off 可能), PPPoEパススルー, STP(IEEE802.1D 準拠)
MAC Address フィルタ static (最大登録数32), リストベース(*1)
ARP Static ARP(最大登録数16), Proxy ARP(NAT連動)
Routing ルーティングプロトコル static, RIP, RIPv2, RIPng, OSPFv2, OSPFv3
静的経路最大登録数 IPv4, IPv6 各1,024
Static経路自動切替(*2) 最大登録数512
MultiPath Static, OSPFv2, OSPFv3 Equal-Cost MultiPath
マルチキャスト IPv4 Multicast(PIM-SM), IPv6 Multicast(PIM-SM)
その他機能 IP unnumbered, OSPF unnumbered, discard経路, Policy Routing(IPv4)
VRRP インタフェース(lan, ppp, pppoe)監視, 経路監視,
ICMP echo requestによるホスト監視, VRRPv3
VPN IPsec (with IKE) 最大512対向
暗号化アルゴリズム DES, 3DES, AES, Blowfish, CAST-128
認証アルゴリズム HMAC-MD5, HMAC-SHA1, KEYED-MD5, KEYED-SHA1
L2TPv3 最大256対向 (RFC3931準拠)
その他機能 IPsecインタフェース, 片端固定 IPsec, Dead Peer Detection, NAT-Traversal
PPP アクセス
コンセントレータ
(リモートアクセスVPN)
トンネルプロトコル PPPoE, PPTP, L2TP/IPsec
(合計最大1, 024セッション)
認証機構 ローカル(最大登録数64), RADIUS, リストベース(*3)
認証プロトコル PAP, CHAP, MS-CHAP-V2, EAP(*4)
ダイアルアップ
ネットワーク
(RASクライアント)
トンネルプロトコル L2TP(IPsecによる暗号化可能)
IP Tunnel IP トンネルプロトコル IPv4-IPv4, IPv4-IPv6, IPv6-IPv4, IPv6-IPv6 (Tunnel Unnumbered対応)
対地数 最大512対向
ファイアウォール IP フィルタ 最大登録数 IPv4, IPv6 各2,048
フィルタ項目 インタフェース, 方向, プロトコル, 宛先/送信元アドレス, 宛先/送信元ポート, オプション
(ステートフルパケットインスペクション)
その他機能 uRPF, Winny フィルタ, フィルタ自動切替
アプリケーション
ゲートウェイ
対応プロトコル HTTP, HTTPS(SSL), FTP, SMTP, POP3 (合計最大登録数128)
同時接続数 4, 096セッション
URLフィルタ 最大登録数 512エントリ, URLパターンフィルタ, 外部URLフィルタ連携(サイトアンパイア),
リストベース(*5), 掲示板投稿禁止(browse-only)機能
その他機能 ハンドオフ(HTTP, HTTPS, SMTP), Refererヘッダ除去(HTTP), HTTPプロキシ
NAT NAT/NAPT NAT, NAPT, Static NAT(最大登録数256, 範囲指定可能),
Static NAPT(最大登録数256, ポート範囲指定可能)
NAT テーブル 最大 32,768 セッション
(StaticNAT/StaticNAPT 含む)
その他機能 UPnP, SIP transparent proxy, IPsec透過(1セッション), PPTP透過(複数セッション),
Reflection NAT, bypass NAT, NAT6 (NGN方式, transparent方式)
QoS CBQ 制御方式 帯域制御 / 優先制御
クラス カテゴリ, プロトコル, アドレス, ポート, MAC タイプ,
パケット長, VLAN ID, VLAN Priority, ToS フィールド
DHCP DHCPサーバ 最大1, 021クライアント, WINS対応, proxy.pac配布, 固定アドレス配布(最大登録数32, リストベース(*6))
その他機能 DHCPリレーエージェント, DHCPクライアント
DHCPv6 DHCPv6ステートレスサーバ, DHCPv6リレーエージェント, DHCPv6クライアント(Prefix Delegation対応)
IPv6関連その他機能 IPv4-IPv6 トランスレータ(TRT [IPv6-to-IPv4 transport relay translator]),
IPv4, IPv6デュアルスタック, NAT6, ルータ広告, ルータ広告受信, Duplicate Address Detection
その他機能 NTPサーバ, NTPクライアント, DNS中継, リゾルバ,
インタフェース状態監視, ICMP リダイレクトメッセージ発行抑止
SMF [ SEIL Management Framework ] (*7) SMFv1, SMFv2
設定/運用/管理 telnet telnetサーバ / telnetクライアント
Secure Shell Secure Shellサーバ / Secure Shellクライアント
(Secure Shell Protocol Ver.1, Secure Shell Protocol Ver.2 (RSA/DSA))
Webインタフェース 各種グラフ表示(*8), Wake on LAN専用Webインタフェース
SNMP SNMPv1, SNMPv2c, SNMPv3, MIB-II/IPv6-MIB, SNMP Trap送出
ログ管理 メモリ保存(容量:機能別に128エントリ), Syslog出力
レベル別(8段階)出力制御、正規表現による抽出
その他 ログ情報一括採取, tcpdump, スループット測定, Wake on LANクライアント, 死活監視(*9)
  • (*1) 外部ホストから取得したMACアドレスリストを元に, リストに一致したMACアドレスからの通信をPass or Blockする機能。リストには約20, 000のMACアドレスが記載可能。
  • (*2) 静的経路の転送先 (gateway) を ICMP Echo Request により監視。監視条件に該当すると, 経路表から削除する機能。
  • (*3) 外部ホストから取得したアカウント/パスワードリストを元に, リストに一致したアカウントのみVPNに参加させる機能。リストには約5, 000のアカウントが記載可能。
  • (*4) EAP は RADIUS との組み合わせのみ使用可能。
  • (*5) 外部ホストから取得したフィルタリングルールを元に、URLフィルタリングを実施する機能。
  • (*6) 外部ホストから取得したIPアドレス/MACアドレスリストを元に、IPアドレスを固定的に払い出す機能。
  • (*7) SMF 対応サービスへの申込が必要。
  • (*8) 帯域使用率, 帯域制御状態, システム負荷, CPU使用率, メモリ使用率。
  • (*9) LAN内にあるホストをICMP Echo Requestにより監視。障害検出時にはsyslogへログを保存し, snmp trapを任意のホストに送信。
  • ※本製品 はRSA Security Inc.のRSA® BSAFE™ソフトウェアを搭載しております。
  • ※本製品の仕様、及び本書に記載されている事柄は、予告なしに変更することがあります。

製品構成と配布形式

製品構成

SEIL/x86は、ソフトウェア本体と起動キー、機能キーの2つのキーで構成されます。

SEIL/x86の構成要素

SEIL/x86の構成要素

起動キー

起動キーは、SEIL/x86を利用するために必要なキーファイルです。このファイルが無いと、SEIL/x86の設定コマンドなどが機能しません。起動キーはソフトウェア本体と共に無償で取得可能です。取得には、SEIL/SMFコミュニティ(http://www.seil.jp/community/)のユーザアカウント(無料)の登録が必要となります。

起動キーは、"starterkey.txt"というファイルで提供されます。ファイルの中身の文字列が起動キーです。

起動キー(starterkey.txt)の見本

起動キー(starterkey.txt)の見本

SEIL/x86は、ソフトウェア本体と起動キーのみでもご利用いただけますが、商用利用はできません。

また、起動キーによって製品の固有識別子であるDistribution IDが決定します。Distribution IDは、SMFv2機能を利用する際の識別子としても利用されます。

機能キー

機能キーは、コンフィグの保存機能および追加機能の利用を可能にするためのキーファイルです。このファイルが無いと、コンフィグの保存が出来ません。起動中はメモリ上にコンフィグを保持して動作しますが、シャットダウンや再起動をすると設定が消失します。IIJが提供するLaIT(ライト)ホームページ(https://la-it.jp/)より、ご購入いただけます。

機能キーはテキストファイルで提供されます。ファイルの中身の文字列が機能キーです。

機能キーの見本

機能キーの見本

ライセンス単位

SEIL/x86は、インストールする物理マシン、または仮想マシン 1台( 1インスタンス)ごとに 1組の起動キーと機能キーを必要とします。1つの起動キー、機能キーを複数のインスタンスにインストールすることは出来ません。

(例)

  • 物理マシン 1台に1つのSEIL/x86をインストールした場合: 1インスタンス
  • 仮想マシン 1台に1つのSEIL/x86をインストールした場合: 1インスタンス
  • 物理マシン 1台に、仮想マシン10個つくり、うち9個の仮想マシンにてSEIL/x86をインストールした場合: 9インスタンス

配布形式

SEIL/x86は、インストール先プラットフォームごとに配布形式をご用意しています。対応プラットフォームは順次拡大予定です。

  • VMware版(ディスクイメージ)
  • Hyper-V版(ディスクイメージ)
  • .imgファイル版(SEIL/x86導入済み環境での update用)

ライフサイクルポリシーとサポート

バージョンライフサイクル

SEIL/x86のソフトウェアバージョンは、メジャーリリース名とバージョンで表現されます。ソフトウェアのサポートは、メジャーリリースごとに期間が設定されます。新しいメジャーリリースが行われると、一定期間後に旧メジャーリリースに関するバージョンアップやサポートを終了いたします。

メジャーリリース名とバージョン

メジャーリリース名とバージョンの表記

ライフサイクルポリシー

ライフサイクルポリシー

現在提供中、および過去のメジャーバージョンのサポート期間については、「販売終了製品」のページをご参照ください。

メジャーリリースと機能キー

機能キーはメジャーリリースごとに異なります。メジャーリリース名の異なるソフトウェアに同じ機能キーを使うことは出来ません。新しいメジャーリリース名のソフトウェアを利用する場合は、新たに当該メジャーリリース用の機能キーをご購入ください。

SEIL/x86は、メジャーリリースごとに新しい機能を追加していきます。2011年4月現在、SEIL/x86 Fujiでは1種類の機能キーのみのご提供ですが、今後のメジャーリリースでは利用できる機能が異なる、複数の機能キーが提供されます。

サポート窓口

SEIL/x86のサポートは、無償利用、有償利用に関わらず、コミュニティサイト(http://www.seil.jp/community/)/内の「サポートフォーラム」にて実施します。

SEIL/x86の活用例

低価格アプライアンスルータとしての利用

通常のアプライアンスルータと同様に、冗長構成などを自在に実施可能。

低価格アプライアンスルータとしての利用

仮想サーバ上でSyslogサーバ付きファイアウォールを構成

仮想サーバ上でSyslogサーバ付きファイアウォールを構成

リモートアクセスサーバ+ファイアウォール+Radiusサーバ

リモートアクセスサーバ+ファイアウォール+Radiusサーバ

※VMwareは、米国およびその他の国におけるVMware, Inc.の登録商標または商標です。

※その他記載の会社名、製品名は、それぞれの会社の商標もしくは登録商標です。

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