ISPとしてサービスの幅を広げるため開発に着手

ISPとしてサービスの幅を広げるため開発に着手

なぜISPであるIIJがSEILシリーズを作ったのか。
これには、ルータがインターネットにおけるキーになっているという背景があります。このルータを提供するのは通常はメーカの役割で、ISPは運用とサービスのみを提供してきました。しかし、ISPの視点からは既製のルータに対する要望も多く、もどかしさを感じていたのも事実。そこで、IIJが直接ルータに手を入れることで、ISPとしてのサービスの幅を広げられるのではないかと考えたのがきっかけでした。

メーカでないIIJがルータを作るための工夫とは

SEILの開発に着手したのは1997年6月。以来ずっと、エンタープライズの高い要求にも耐えうるルータを提供するため、IIJはその開発スキルを磨いてきました。

1999年からは組み込みOSとしてNetBSDを採用。移植性の高さやCPU選択肢の広さ、コードの読みやすさ等のメリットがあるNetBSDをベースに、IPスタックを徹底的に改良しました。そうして開発に開発を重ねた結果、ISPとしてのノウハウを詰め込んだ独自拡張IPスタック「IIJ Stack」が誕生。SEILシリーズの幅が更に広がりました。

しかし、IIJはメーカではないため、実際のハードそのものはハードウェアメーカに依頼して作ってもらう必要があります。そこでIIJとしては、どのようなハードウェアにも対応できる柔軟なソフトウェア開発スキルを目指しました。

その結果として生まれた現在のSEILシリーズ——IIJがISPとしてこれだけのラインナップを揃えられるのは、こうした開発の歴史と工夫の積み重ねがあるからなのです。

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