tcpdumpコマンド実行時における脆弱性

tcpdumpコマンド実行時に、意図的に加工されたパケットによりCPUリソースの異常使用またはプログラム自身の異常終了が発生する可能性

報告日

2009/07/07

SEILシリーズの該当状況

以下のバージョンにおいて影響を受けます。

機種 バージョン
SEIL/X1 2.00 - 2.40
SEIL/X2 2.00 - 2.40
SEIL/B1 2.00 - 2.40
SEIL/Turbo 2.00 - 2.02
SEIL/neu 2FE Plus 2.00 - 2.02

SEILシリーズへの影響内容

tcpdump コマンドを実行している時に、 関連情報 [1]-[5] 等で報告されている BGP、IS-IS、またはRSVP プロトコルを用いた 特定のパケットをキャプチャすると、プログラム自身が本来よりも多くの CPU リソースを使用したり、プログラムが異常終了する可能性があります。

tcpdump コマンドを実行しない場合には影響を受けません。 また、今回の脆弱性に関係あるプロトコル以外の通信のみキャプチャしている 場合にも影響は受けません。

SEILシリーズにおける対応

本脆弱性を修正したファームウェアをリリースしました。

下記のバージョン以降への早急な変更を推奨します。

機種 バージョン
SEIL/X1 2.41
SEIL/X2 2.41
SEIL/B1 2.41
SEIL/Turbo 2.03
SEIL/neu 2FE Plus 2.03

設定による回避

なし

関連情報

  1. Common Vulnerabilities and Exposures (CVE) CAN-2005-1267

  2. Common Vulnerabilities and Exposures (CVE) CAN-2005-1278

  3. Common Vulnerabilities and Exposures (CVE) CAN-2005-1279

  4. Common Vulnerabilities and Exposures (CVE) CAN-2005-1280

  5. Common Vulnerabilities and Exposures (CVE) CVE-2007-3798

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