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ファームウェアの更新

ここではコマンドラインインタフェースからSEILのファームウェアを更新する手順を説明します。

T1,128,2FE ver.1系ファームウェア及びPlus,X1,X2をご利用の場合にはWebインタフェースからもファームウェアの更新が可能ですが、その手順については、ユーザーズガイドをご覧ください。コマンドラインインタフェースからファームウェアを更新するには、ファームウェアイメージファイルの読み込み元としてHTTP(www),HTTPS(HTTP over SSL),FTP,TFTPのいずれかのサーバを必要とします。サーバが置かれる場所はSEILのWAN側、LAN側を問わず、インターネット経由でもかまいません。wwwサーバのベーシック認証や、FTPのユーザ認証にも対応しています。また、SEIL/TurboはCFカードからファームウェアイメージファイルを読み込み更新することも可能です。(HTTPSを使用する場合、サーバ証明書の検証は行いません。また、クライアント認証はサポートしていません)

最新ファームウェアの入手

SEILシリーズの最新ファームウェアは当サイトの下記のページにて提供しております。
Webサイトに掲載の情報や各リリースノートを参照の上、ご利用の機種・用途に合ったファームウェアをダウンロードしてください。

ファームウェアのダウンロード

ファームウェアイメージファイルはパスワード付きZIP形式で圧縮されています。圧縮ファイル展開のためのパスワードは、お手元のSEILの機種名及びシリアルナンバーを明記の上、ご購入された販売代理店もしくはIIJインフォメーションセンター SEIL担当(sales-seil@iij.ad.jp)までお問い合わせください。

アップデート準備(サーバへのアップロード)

ファームウェアアップデートは、SEILへログインし、wwwまたはFTPサーバからファームウェアイメージファイルをSEILへダウンロードし、本体内蔵のフラッシュメモリを書き換えることで行います。このため、入手したファームウェアイメージファイル(例:seilx110.img)は、SEILからアクセス可能なwwwやFTPサーバへあらかじめアップロードしておく必要があります。

ファームウェア更新作業時の注意

  • 更新中に電源を切らないでください。
    更新中(フラッシュメモリへのアクセス中)に電源断が発生した場合、非常に高い確立でSEILを起動することができなくなります。
  • 負荷の高い状態や空きメモリの少ない状態で更新しないでください。
    コマンドライン操作の反応が悪くなるほど負荷のかかっている状態や多数の付加機能が有効で空きメモリが非常に少ない状態でのファームウェア更新作業は避けてください。ファームウェアの更新には少なくとも4~5MBの空きメモリが必要です。空きメモリを確保できなかった場合はエラーが表示され更新は中断しますので、一時的に付加機能を無効にするなど、空きメモリを確保後再試行してください。(メモリの使用状況は"show system memory"コマンドで確認できます)
  • 新しいバージョンへ更新した場合は設定を引き継ぎます。
    ファームウェアの更新にあたって、それまでの設定情報は初期化されることなく引き継がれます。
  • 古いバージョンへ更新した場合は再設定が必要です。
    古いバージョンのファームウェアへ更新した場合、新しいバージョンで追加されていた設定がエラーとなり、すべての設定を引き継ぐことができない場合があります。
  • 更新後は再起動が必要です。
    ファームウェアの更新は本体内蔵のフラッシュメモリに対して行われ、アップデートが完了しても以前のバージョンのまま動作を続けます。更新したファームウェアは次回起動時に読み込まれますので、任意のタイミングで再起動してください。

更新手順(A) FTPを使用する場合

ファームウェアイメージファイルをFTPサーバから読み込んで更新する場合の手順を説明します。
例では、次のようなFTPアカウント情報を使用します。

FTPサーバの情報
FTPサーバのアドレス 192.168.0.10
FTPユーザ名 seil
FTPパスワード XXXXXXXX
ファームウェアイメージファイルの場所 firm/seilx111.img (SEIL/X1, X2用)

アップデート手順

FTPサーバの情報を元に、次のように操作します。

 1| # update firmware 192.168.0.10[Enter]
 2| filename[seilfirm.img]: firm/seilx111.img[Enter]
 3| username[anonymous]: seil[Enter]
 4| Password:XXXXXXXX[Enter]
 5| EPSV not understood.
 6| total 3627404 bytes received
 7| write to flash ROM?[y/N] y[Enter]
 8| erasing 1900544/3627259
 9| erasing 3627259/3627259
10| done.
11| writing 3627259/3627259
12| done.

1行目 FTPサーバのアドレスを指定します。
2行目 ファイル名の入力を促されます。
※使用するFTPアカウントのhomeディレクトリ(ドキュメントルート)以外にイメージファイルを置いた場合には、ファイルまでのパスを含む形式で入力してください。
3行目 ユーザ名の入力を促されます。FTPサーバに対するユーザ名を入力してください。
4行目 パスワードの入力を促されますので、FTPアカウントに対するパスワードを入力してください。
5行目 FTPサーバから送信されたメッセージが表示される場合があります。
7行目 イメージファイルのダウンロードに成功し、正しいファームウェアイメージであることが確認されると、フラッシュメモリへ書き込む確認を求められます。
[y] を入力するとフラッシュメモリの書き換えが開始されます。
8行目
~12行目
フラッシュメモリの消去/書き込みの進行状況が表示されます。
両方とも"done."が表示され、コマンドプロンプトが表示されると更新完了です。任意のタイミングで再起動してください。

更新手順(B) www(HTTP)を使用する場合

ファームウェアイメージファイルをwwwサーバから読み込んで更新する場合の手順を説明します。

wwwサーバの情報
ファームウェアのURL http://192.168.0.10/~seil/firm/seilx111.img
([T1] [128] [2FE] 用)

アップデート手順

wwwサーバの情報を元に、次のように操作します。

 1| # update firmware http://192.168.0.10/~seil/firm/seilx111.img[Enter]
 2| total 3627732 bytes received
 3| write to flash ROM?[y/N] y[Enter]
 4| erasing 1900544/3627588
 5| erasing 3627588/3627588
 6| done.
 7| writing 3627588/3627588
 8| done.

1行目 ファームウェアイメージファイルまでのURLを指定します。
3行目 イメージファイルのダウンロードに成功し正しいファームウェアイメージであることが確認されると、フラッシュメモリへ書き込む確認を求められます。
[y] を入力するとフラッシュメモリの書き換えが開始されます。
4行目
~8行目
フラッシュメモリの消去/書き込みの進行状況が表示されます。
両方とも"done."が表示され、コマンドプロンプトが表示されると更新完了です。
任意のタイミングで再起動してください。

再起動と確認

更新完了後、新しいファームウェアで動作させるために再起動します。

再起動

# reboot[Enter]
Really reboot system now?[y/N] y[Enter]
rebooting...

更新後の確認

# show system version[Enter]
SEIL/X1 IPL Monitor version 1.00
SEIL/X1 Ver. 1.11 (KarateChop)
show system version
起動時のIPLバージョンと、現在動作中のファームウェアバージョンを表示します。 更新後のバージョンが表示されることを確認してください。


以上でファームウェアの更新は完了です。

(補足)ダウンロード元アドレスをホスト名で指定するには

ファームウェアのダウンロード元として手元のPC等を使用する場合はサーバのIPアドレスの確認などが容易ですが、ホスティングサービスのwebスペースを利用する場合等のIPアドレスの確認が難しい場合には、事前にSEILのDNSリゾルバ機能を設定しておくとホスト名でダウンロード元サーバを指定可能になります。

【参考】DNSリゾルバ機能

wwwサーバをホスト名で指定する場合

# update firmware http://www.example.jp/~seil/firm/seilx111.img[Enter]
total 3627732 bytes received
write to flash ROM?[y/N][Enter]


ファームウェアのダウンロード元を指定する部分以外の操作方法は、IPアドレスで指定する際の操作方法と同じです。

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