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トラブルレポート

サポートへ連絡するときは?

正しく設定したにもかかわらず想定どおりに動作しない場合や、機器のハードウェア・ソフトウェア上の不具合が
疑われる場合など、販売代理店等のサポートを受けたり不具合報告を行う際の情報収集について説明します。

ハードウェアの確認

SEIL/Plus, SEIL/Turboのハードウェアの状態を機器の前面に配置されたLEDにて確認します。
LEDの点灯による状態把握は「LED状態表」を用いて情報を収集します。

LED状態表:SEIL/Plus
LAN0 LAN1 MODE 状態
緑点灯 --- --- LAN0が10Mbpsでリンクアップしている
橙点灯 --- --- LAN0が100Mbpsでリンクアップしている
緑点滅 --- --- LAN0が10Mbpsでデータの送受信が行われている
橙点滅 --- --- LAN0が100Mbpsでリンクアップしている
--- 緑点灯 --- LAN1が10Mbpsでリンクアップしている
--- 橙点灯 --- LAN1が100Mbpsでリンクアップしている
--- 緑点滅 --- LAN0が10Mbpsでデータの送受信が行われている
--- 橙点滅 --- LAN0が100Mbpsでデータの送受信が行われている
--- --- 緑点滅 フラッシュメモリの消去中
--- --- 橙点滅 フラッシュメモリの書き込み中
--- 赤点灯 赤点滅周期1 LANデバイスでハードウェアエラーが発生
--- 赤点灯 赤点滅周期3 SDRAMチェックでエラーが発生
--- 赤点灯 赤点滅周期4 IPLで回復不能なエラーが発生
--- 赤点灯 赤点滅周期5 ブート中にファームウェアの展開に失敗した
--- 赤点灯 赤点滅周期6 ファームウェアがインストールされていない
LED状態表:SEIL/Turbo(LAN0/LAN1 LED)
10 100 ACT 状態
消灯 消灯 消灯 LANポートが接続されていない
緑点灯 消灯 --- LANポートが10Mbpsでリンクアップしている
消灯 緑点灯 --- LANポートが100Mbpsでリンクアップしている
緑点灯 緑点灯 --- LANポートが1Gbpsでリンクアップしている
--- --- 緑点滅 LANポートでデータの送受信が行われている
LED状態表:SEIL/Turbo(STATUS/CF LED)
S3 S2 S1 S0 CF 状態
緑点灯         ファームウェアの実行中
--- --- --- 橙点滅 --- フラッシュメモリを消去または書き込み中
--- --- --- --- 消灯 CompactFlashメモリを活線挿抜可
--- --- --- --- 緑点灯 CompactFlashメモリを認識している
--- --- --- --- 橙点灯 CompactFlashメモリにアクセス中
--- --- 緑点灯 --- --- VRRPの状態がMASTER
--- --- 橙点灯 --- --- VRRPの状態がBUCKUP
--- --- 橙点滅 --- --- VRRPの状態がINIT

テストコマンドによる確認

障害箇所の特定にあたって端末のping コマンドを用いた疎通確認により、障害発生ポイントの情報 を収集します。

pingコマンドではLayer-1~Layer-3までの障害を確認することができます。

【検出可能な障害】
Layer-1障害の例: ケーブル不良、ハードウェア障害、電源不良等
Layer-2障害の例: ハブ、L2スイッチの故障/設定ミス等
Layer-3障害の例: ルータ、L3スイッチの故障/設定ミス、PCの故障/設定ミス等
【障害箇所の特定】
  • pingコマンドの宛先により、障害範囲を特定することができます

  • pingコマンドの有効な使用方法

    • 障害が発生した拠点の端末が持つネットワークインターフェイスから、 通信先の端末(PC、サーバ等)までを経由するネットワーク機器(ルータ、Layer-3 スイッチ等)の 全てのネットワークインターフェイスに対して、近くから遠くの順にpingコマンドを実行します。
    • 障害が発生した拠点の端末操作ができない場合は、他の拠点の端末から障害が発生した拠点に向 かってpingコマンドを実行します。
    • pingコマンドに対する正常な応答が無くなった箇所から障害ポイントを推定出来るため、 通信障害が発生した際は必ずこのテストを実施して下さい。 pingコマンドの出力結果は送信元のIPアドレスが記録されないため、トラブルレポートを 提出する際は送信元IPアドレス(pingコマンドを実行した装置のアドレス)を明記するようにして下さい。
      1. 拠点内端末から拠点内VPN装置のLAN側アドレス(例:lan0)までの疎通:
      拠点内端末から拠点内VPN装置のLAN側インターフェイスまでの範囲内で障害を検出できます。
      2. 拠点内端末から拠点内VPN装置のWAN側アドレス(例:lan1,pppoe0,ipsec0)までの疎通:
      1.+拠点内VPN装置のWAN側インターフェイスまでの範囲内で障害を検出できます。
      3. 拠点内端末から対向拠点VPN装置のIPsecトンネル終端グローバルアドレス(例:ipsecX tunnel remote側)までの疎通:
      2.+網(広域イーサ、フレッツ等)及び対向拠点VPN装置のIPsecトンネル 終端までの範囲内で障害を検出できます。
      4. 拠点内端末から対向拠点VPN装置のLAN側アドレス(例:lan0)までの疎通:
      3.+対向拠点VPN装置のLAN側インターフェイスSEIL/LAN0の範囲内で障害が存在することを検出できます。
      5. 拠点内端末から親拠点内端末のアドレスまでの疎通を確認:
      4.+対向拠点端末までの範囲内で障害が存在することを検出出来ます。

    ステータス情報の収集

    動作中のステータス情報は、SEILの動作状態を確認するために重要な情報です。 ログやシステム情報、各機能のステータス情報を収集(出力された情報をファイルに保存するなど)することで トラブルの原因究明に役立つ場合がありますので、可能な限りのステータス情報の収集を心がけてください。


    ※ これらの情報はRAM上に記録されているため、SEIL本体の再起動や電源OFFがあると失われてしまいますのでご注意ください。

    report-to
    コンフィグやログ、詳細なシステム動作情報の一部を一括して取得します (標準出力またはリモートのFTPサーバへ一括出力します)。"show system"や"show log"と同等の出力も含まれており、 サポートを受ける際には可能な限り取得してください。 "show tech-support"コマンドを使用すると、"report-to"コマンドで出力される内容を標準出力に ページング機能を通して(規定行数ごとに一時停止して)参照することができます。
    show status ppp pppoe0
    指定したPPPoEインターフェイスに関連付けられたPPP接続のステータスを参照します。 インターフェイス名を指定しない場合はすべてのPPP接続のステータスが表示されます。 参照することでネゴシエーションの段階や取得しているアドレス情報などが確認できます。
    show status interface pppoe0
    指定したPPPoEインターフェイスの動作状態を参照します。 通過したパケットの統計やアドレス情報などが確認できます。
    show status route
    ルーティングテーブルの状態を参照します。 コンフィグで静的に設定された経路や動的に生成された経路などが反映された状態の ルーティングテーブルを確認できます。
    show status route dynamic ospf neighbor
    OSPFのNeighbor関係にある装置の一覧を参照します。
    show status route dynamic ospf database
    OSPFが保持しているリンクステートデータベースを参照します。
    show status vrrp
    VRRPの動作状態を参照します。 現在のVRRPステータスや仮想IPアドレスなどの情報が確認できます。

    お問い合わせ先

    SEILの動作に関するお問い合わせは、機器購入元までお問い合わせ下さい。

    障害レポートの例

    以下にpingコマンドでのテスト結果を元にしたトラブルレポートの例を紹介します。
    \noindent
    From    : from@user.example.jp
    To      : to@vendor.example.jp
    Subject : 障害対応依頼
    
    SEIL代理店 ご担当者様
    ××商事 ○○と申します。お世話になります。
    
    貴社から購入し、貴社で構築頂いたVPNが利用出来なくなりました。
    詳細は下記に記しましたのでご対応をお願いします。
    
    症状    : VPNを経由した通信が利用出来ない。
    日時    : 2005年1月23日 1:23
    拠点    : 大阪支店
    ネットワーク図 : 
          +----+  +---+              +---+  +-----+
    PC1---+Plus+--+ONU+---Internet---+ONU+--+Turbo+---PC2
          +----+  +---+              +---+  +-----+
    大阪支店   <======== IPsec VPN =========>      東京本社
    通信仕様 : 東京本社-大阪支店間はIPsec-VPNを経由
               インターネットへは各拠点の回線から直接出る
    
    IPアドレス :
    * 東京本社
      - PC2       : 192.168.0.100/24
      - SEIL/Plus : LAN0   / 192.168.0.254/24
                    PPPoE0 / 10.20.30.30/32 (unnumbered接続)
    * 大阪支社
      - PC2       : 192.168.1.100/24
      - SEIL/Plus : LAN0   / 192.168.1.254/24
                    PPPoE0 / 10.20.10.10/32 (unnumbered接続)
    
    ハードウェア確認 :
    * 東京本社
      SEIL/Turbo / POWER-LED    :緑点灯  /  LAN0 100-LED :緑点灯
                   S3-LED       :緑点灯  /  LAN1 100-LED :緑点灯
      PC2        / LED点灯(リンクアップしている状態)
    * 大阪支社
      SEIL/Plus  / POWER-LED    :緑点灯  /  LAN0-LED     :橙点灯
                                           LAN1-LED     :橙点灯
      PC1        / LED点灯(リンクアップしている状態)
    
    疎通確認 : 
      - 下記の通りpingによる疎通確認を実施した
       1. 大阪PC1から大阪SEIL/PlusのLAN0    ... 疎通を確認
       2. 大阪PC1から大阪SEIL/PlusのPPPoE0  ... 疎通を確認
       3. 大阪PC1から東京SEIL/TurboのPPPoE0 ... 疎通を確認
       4. 大阪PC1から東京SEIL/TurboのPPPoE0 ... 疎通がとれず
    
    添付ファイル :
      pingtest.log    上記pingテストの結果
      report-to1.log  東京本社SEIL/Turboで取得したreport-toの出力
      report-to2.log  大阪支店SEIL/Plusで取得したreport-toの出力
                      (ipsec,ikeのstatusを追加してあります)
    
    以上、よろしく御願い致します。
    
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