SEILの各機能を提供する内部プログラムは、動作の経過を示すログ、正常な処理完了を示すログ、異常の発生を示すログ、といった様々なログを随時出力します。
出力した機能の種別はfunctionとして、また、注意を必要とする度合いはlevelとして示します。
- ログに含まれる内容は基本的に「事象(結果)」のみを示すものであり、直接的な「発生原因」を示さないことに注意してください。
- 何らかの不具合現象の発生に伴いログを精査する際は、注目した一行のログのみではなく、前後のログや記録頻度、ステータス情報等にも注目する必要があります。
ログ一覧の記載内容
- ログメッセージ
- ログの内容です。
<ipaddress>のように記載されている部分は、
実際には状況に応じて内容が変わることを示しています。この場合は、何らかのIPアドレスの値が表示されます。
- 説明
- 各ログについて、どういった内容であるのかを簡単に説明します。
また、一部のログは典型的な出力要因や対処方法について記載しています。
ログのレベル
ログは、注意を必要とする度合いによって以下のようにレベル分けされています。
- alert
- critかつ他のシステムにも悪影響を与える可能性がある
- crit
- (再起動が必要、など)オペレータの介入が必要
- error
- 設定/仕様通りの動作が不可能な問題
- warn
- 異常が疑われる事象が発生したが、対処の必要はない("show log level" コマンドでは "warning" を指定)
- notice
- 正常動作だが特に通知すべき事象
- info
- 一般的な動作状況の通知
- debug
- 開発及び動作解析の ためのより詳細な情報。"syslog debug-level on" が設定されている場合のみ記録される
ログの記憶容量
メインメモリ上の記憶領域をfunctionごとに独立して確保しており、それぞれ最新の128エントリまでのログを記憶します(ログごとに最大256文字記憶します)。
上限に達し古いログが破棄され始めるタイミングはfunctionごとに異なるため、
"show log"コマンドによりログを参照する際は、全体的なログの残存期間と、functionごとの残存期間が異なることに注意する必要があります。
- 例えば、「etherは1月以降のログが表示されるがikeは2月以降のログしか表示されない(ikeについての2月以前のログはすでに破棄されている可能性がある)」
という見え方をする場合があります。
注:
- ログはメモリ(RAM)上に記憶するため、再起動により消失します。
- 長期間のログを保存するためにはログサーバを用意し転送してください。