A01703

OSPFv2において、0.0.0.0/N (Nは1以上) である prefix をもつ AS-External-LSA と Summay-LSA (Type-3) を自身が originate している場合、これらが無効になった時にLSDBから削除されないことがある問題を修正しました。

関係する機能
経路制御
該当機種 修正適用バージョン 影響を受けるバージョン
SEIL/X1, SEIL/X2 5.22 3.00 ~ 5.22
SEIL/B1 5.22 3.00 ~ 5.22
SEIL/x86 Fuji 5.22 未確認
SEIL BPV4 5.22 未確認

不具合の説明

OSPFv2において、0.0.0.0/N (Nは1以上) である prefix をもつ AS-External-LSA と Summay-LSA (Type-3) を自身が originate している場合、これらは対象の経路が無効になった時は適切にLSDBから削除されることが期待されますが、不具合により削除されません。

また、0.0.0.0/N (Nは1以上) である prefix をもつ Summary-LSA(Type-3) を自身が originate している場合、インタフェースのリンクアップおよびリンクダウンにともない対象のLSAの上書きが必要とされた際に、正しく上書きされずにLSAが古いままになる場合があります。

不具合発生の条件

0.0.0.0/N (Nは1以上)である prefix をもつ AS-External-LSA もしくは Summary-LSA(Type-3) を自身が originate している場合に発生します。

ただし、LSA-Type が同じで prefix が 0.0.0.0/0 である LSA を同時に originate している場合には影響を受けません。

変更・修正内容

OSPFv2において、0.0.0.0/N (Nは1以上) である prefix をもつ AS-External-LSA と Summay-LSA (Type-3) を自身が originate している場合、これらが無効になった時にLSDBから削除されないことがある問題を修正しました。