A02010
PPPAC機能を使用しているとき、値が500未満のMRU Optionを含むLCP Configure-Requestを受信するとPPPACデーモンが異常終了する不具合を修正しました。
- 関係する機能
- PPPアクセスコンセントレータ
| 該当機種 | 修正適用バージョン | 影響を受けるバージョン |
|---|---|---|
| SEIL/X1, SEIL/X2 | 7.35 | 1.00 ~ 7.34 |
| SEIL/B1 | 7.35 | 1.00 ~ 7.34 |
| SEIL/x86 Fuji | 7.35 | 1.70 ~ 7.34 |
| SEIL BPV4 | 7.35 | 5.00 ~ 7.34 |
不具合の説明
PPPAC機能が扱うPPPoE、L2TP、L2TP、およびSSTPにおいて、値が500未満のMRU Optionを含むLCP Configure-Requestを受信するとPPPACを処理するデーモンプロセスが異常終了します。
ただし、L2TPはL2TP/IPsecによってトンネルを保護している場合は影響を受けません。
回避・復旧手段
次の設定によりPPPACのL2TP接続にIPsecを必須とすることができます。
pppac protocol l2tp require-ipsec on ipsec anonymous-l2tp-transport enable ipsec anonymous-l2tp-transport preshared-key <secret>
...require-ipsec は on が既定値です。 明示的にoffが設定されている場合はIPsecによる保護無しのL2TP接続要求を受け入れるため影響を受けます。
本問題により異常終了したデーモンは自動で復旧しますが、異常終了によってセッションは全て切断されます。
PPPoE、PPTP、SSTPについては設定による回避ができません。
備考
PPPACインタフェース以外でLCPやVPNを扱うインタフェース(PPPoE、PPP、IPsec、およびL2TPv3インタフェース等)は、本不具合の影響を受けません。
関連情報
- 特定のLCPパケットを受信するとPPPAC機能が異常終了する脆弱性 SEILシリーズ脆弱性情報
- OpenBSD 7.9 Errata 008: RELIABILITY FIX: August 11, 2026