LAN LEDがリンクアップしない場合

LAN LEDがリンクアップしない場合に考えられる原因と切り分け方法を説明します。

症状

SEILが正常に起動しているにも関わらず、配線を行ってもLANポートがリンクアップしない。

可能性のある原因と切り分け方法

SEILの物理的(電気的)なリンクアップはLAN LEDで確認します。
ソフトウェア的には、"show status interface lanX"の"Status="欄や、"show log"コマンドで確認できます。
回線がリンクアップするには、SEILと接続相手の双方が正常動作している必要があります。リンクアップ不良が確認された場合には、SEILを含め関連する装置、ケーブル等をすべて確認してください。
確認した上で症状が改善されない場合、以下の原因が考えられます。

原因 切り分け方法
回線速度及びMDI/MDI-Xの不一致
SEILは工場出荷状態では回線速度Auto-Negotiation、MDI/MDI-Xを自動識別に設定されています。
MDI/MDI-Xを固定に設定している場合、接続相手のMDI/MDI-Xを確認してください。
回線速度を固定に設定している場合、速度が不一致の際はリンクアップせず、全二重/半二重が不一致だとリンクアップはしますがパケットロスが多発します。
接続相手、ケーブルの故障
SEILと同様に対向の接続装置やケーブルの故障有無も確認してください。
使用しているものと異なるケーブルやハブなどと繋ぎ比べ、異常となっている箇所(装置)を特定します。
接続装置間の相性が悪い
一般的な可能性として、接続装置間の相性(部品的特性)により、特定装置間でのみAuto-Negotiationに失敗し低い回線速度でリンクアップするという場合があります。
意図しない速度でリンクアップした場合には、それぞれの装置を異なる機器と接続してみるなどの切り分けを行ってください。

対応

結果的にSEIL本体のリンクアップ不良と判断された場合、機器故障の可能性があるためご利用のサービスに対応したお問い合わせ先に連絡をお願いします。
ご利用のサービス お問い合わせ先
IIJ SMF sxサービスまたはSEILレンタルサービスの場合 IIJサポートセンター
SACMの場合 サービス提供元
販売代理店から購入して利用している場合 購入した販売代理店