不意に再起動するあるいは再起動を繰り返す場合
不意に再起動するあるいは再起動を繰り返す場合に考えられる原因と切り分け方法を説明します。
症状
電源をONにした状態で観察すると、起動時のLED点滅を定期的/不定期に繰り返し、再起動を繰り返す。あるいは、平常運転中に突然再起動が発生する。
可能性のある原因と切り分け方法
原因として以下の可能性があります。切り分け方法を実施して確認してください。
原因 | 切り分け方法 | 備考 |
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WatchDogTimerによる再起動 |
SEILシリーズは、ソフトウェア不具合によるシステムフリーズから自動的に復帰するためにWatchDogTimerによるシステムリセットに対応しています。WatchDogTimerリセットによる再起動はハードウェア故障ではありません。
WatchDogTimerにより再起動した場合、"show system"コマンドの"Bootinfo:"欄に"rebooting by watchdog error"と表示されます。※
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メモリ不足による再起動 |
必要以上の付加機能を有効にしている場合やソフトウェア不具合によりメモリ不足が発生し、ソフトウェア的な動作に支障を来たすと強制的にリセットがかかる場合があります(panic reboot)。
このとき”Bootinfo”欄の表示は"rebooting by software reset"となり通常の"reboot"コマンドによる再起動と同様ですが、"report-to"コマンドの出力には再起動の引き金が記録される場合があります。※
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ファームウェア破損による起動不能 |
ファームウェアアップデート中の電源断によりフラッシュメモリのファームウェアが破損し起動不能となったとき、再起動を繰り返す状態になることがあります。
ファームウェアアップデート時の操作について担当者に確認してください。
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電源コネクタやACアダプタの故障 |
電源コネクタの破損で接触不良となっていると、コネクタや電源プラグへ力が掛かった際に電源が切れ再起動をする場合があります。また、ACアダプタの経年劣化により出力が不安定になると起動中に再起動したり、使用中に不意の再起動が発生したりします。
劣化のためACアダプタの温度により安定度が変化するようなケースもあります。
不安定な電源による再起動が発生した場合、一時的に電源がOFFになるため"show system"コマンドの"Bootinfo:"欄は"Power on boot"となります。※
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※"BootInfo:"欄の表示はSEIL/B1、SEIL/X1、SEIL/X2のみ対応しています。
対応
ハードウェア的な問題により再起動が発生すると判断された場合、機器故障の可能性があるためご利用のサービスに対応したお問い合わせ先に連絡をお願いします。
ご利用のサービス | お問い合わせ先 |
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IIJ SMF sxサービスまたはSEILレンタルサービスの場合 | IIJサポートセンター |
SACMの場合 | サービス提供元 |
販売代理店から購入して利用している場合 | 購入した販売代理店 |