PPPoE接続の設定手順(グローバルIPアドレスのサブネットを使用する)

NTTフレッツなどのPPPoE接続サービスのうち、IPv4アドレスを固定で複数個(/29 や /28 など)割り当てを受けるサービスを利用する設定手順を説明します。

  1. 設定パラメータを用意する
    表 1. 用意する設定パラメータの例
    項目 備考
    PPPログイン名 abcd1234@example.jp  
    PPPパスワード PASSWORD  
    割り当てIPアドレス(ネットワーク) 203.0.113.0/29 /29: 8個の固定IPアドレス
    ルータIPアドレス 203.0.113.1 一般的に割り当てIPアドレスの2つ目を使用します(1つ目はネットワークアドレス)
    LAN側インタフェース lan0 LAN側のスイッチ等に接続する
    WAN側インタフェース lan1(pppoe0) インターネット接続用のメディアコンバータ等に接続する
  2. LANインタフェースを設定する
    # interface lan0 address 203.0.113.1/29
    #
    • LAN側として使用するlan0インタフェースのIPアドレスとして、ルータアドレスを設定します。また、サブネットマスクを、割り当てられたネットワークに合わせて設定します。
    注:
    • 必ず "address" キーワードで設定してください。"add" キーワードを使用すると、現在のIPアドレス設定を残したままエイリアスアドレスとして追加されます。
    • TenletやSecure Shellを用いてlan0インタフェースからログインして操作を行っている場合、IPアドレスの変更によりセッションが維持できなくなります。 接続を一旦切断し、操作端末のIPアドレス設定を変更して再ログインしてください。
  3. PPP接続パラメータを設定する
    # ppp add PPP1 keepalive 30 ipcp enable ipv6cp disable ipcp-address off ipcp-dns on authentication-method auto identifier abcd1234@example.jp passphrase PASSWORD tcp-mss auto
    #
    • PPP設定名は"PPP1"としています。
    • identifier, passphrase には、PPPログイン名とPPPパスワードを設定します。
    • 各パラメータの詳細についてはコマンドリファレンスを参照ください
    注: "ipcp-address off"を指定する必要があります。
  4. PPPoEインタフェースを設定する
    # interface pppoe0 ppp-configuration PPP1
    # interface pppoe0 unnumbered
    # interface pppoe0 over lan1
    #
    • ここでは pppoe0 インタフェースを使用します。
    • 使用するPPP設定は先に設定した"PPP1"とします。
    • 3行目は、工場出荷状態で設定されています。
    注: PPPoEインタフェースをUnnumberedインタフェースとして設定すると、デフォルトではlan0インタフェースのIPアドレスを借り受けて送信元IPアドレスとして使用します。

以上で設定は終了です。PPPoE接続は自動的に開始されます。