cbq class

CBQのクラス情報を設定する。

実行権限
admin
対象機種
SEIL/B1, SEIL/X1, SEIL/X2, SEIL/x86 Fuji, SEIL BPV4

cbq class add

CBQのクラス設定を追加する。

設定上限
機種 上限
SEIL/B1 32
SEIL/X1 32
SEIL/X2 32
SEIL/x86 Fuji 32
SEIL BPV4 32
cbq class add <name>
  parent <parent_name>
  pbandwidth <percent>
  [borrow { on | off }]
  [priority { normal | <priority> }]
  [maxburst { normal | <maxburst> }]
  [minburst { normal | <minburst> }]
  [packetsize { normal | <size> }]
  [maxdelay { normal | <delay> }]
<name>
追加するエントリの設定名
設定範囲 文字種 予約語
1-16文字 [ a-zA-Z0-9 _ ] all
parent
親とするクラス名
<parent_name>
親クラス名を指定する
pbandwidth
全帯域に対する帯域幅の割合
<percent>
割合を指定する
設定範囲 単位
0.1-100 %
borrow
親クラスからの帯域借用
既定値
on
on
可能とする
off
不可とする
priority
スケジューリングの優先度
既定値
normal
<priority>
優先度を指定する
設定範囲 備考
1-4 4が最も高い優先度
normal
標準の値
既定値
1
maxburst
一度に通過できる最大のバースト長
既定値
normal
<maxburst>
バースト長を指定する
設定範囲 単位
1-100 パケット数
normal
標準の値
既定値
2
minburst
一度に通過できる最小のバースト長
既定値
normal
<minburst>
バースト長を指定する
設定範囲 単位
1-100 パケット数
normal
標準の値
既定値
2
packetsize
平均パケット長
  • ショートパケットの振り分けを目的とするクラスの場合にパケット長の予想平均値を設定すると、割り当て帯域に対する実送信量の精度を向上させることができます。
既定値
normal
<size>
パケット長を指定する
設定範囲 単位
1-1500 Byte
normal
標準の値
既定値
1500
maxdelay
最大遅延時間
既定値
normal
  • キューの長さ(maxq)を制限するために使用され、表示される値はmaxqの値となります。
<delay>
遅延時間を指定する
設定範囲 単位
1-9999 msec(ミリ秒)
normal
標準の値
既定値
maxqが50となる値

Note

工場出荷状態ではCBQの設定は無効のため、クラスの設定及びフィルタの設定が完了しても帯域制御は有効になりません。 帯域制御を行うには"interface"コマンドでCBQを有効にする必要があります。

省略可能なオプションで既定値normalを持つパラメータに関しては、"show status cbq"コマンドでシステムの値を確認できます。

CBQクラス分けフィルタと、パケットヘッダの書き換えやカプセル化を行う機能との処理順は次の通りです。
NAT/NAPT
NAT/NAPT適用前のパケットの情報によってクラス分けを行います。
IPsec, IP-IP, L2TPv3
暗号化やカプセル化前のパケットの情報によってクラス分けを行います。

cbq class delete

CBQのクラス設定を削除する。

cbq class delete { <name> ... | all }
<name>
対象の設定名
  • 空白区切りで列挙可能
all
すべて

Note

クラスを削除する場合、削除されるクラスを親クラスとする子クラス、それらのクラスを 親クラスとする子クラスもすべて削除されます。 また削除されるクラスに関連づけられたクラス分けフィルタもすべて削除されます。 クラスの削除は十分に注意して実行してください。

cbq class modify

CBQのクラス設定を変更する。

cbq class modify <name>
  [pbandwidth <percent>]
  [borrow { on | off }]
  [priority { normal | <priority> }]
  [maxburst { normal | <maxburst> }]
  [minburst { normal | <minburst> }]
  [packetsize { normal | <size> }]
  [maxdelay { normal | <delay> }]
<name>
対象の設定名

Note

親クラスは変更できません。