interface <pppoe>

PPPoEインタフェースを設定する。

実行権限
admin
対象機種
SEIL/B1, SEIL/X1, SEIL/X2, SEIL/x86 Fuji, SEIL BPV4
設定上限
機種 上限 設定値
SEIL/B1 4 pppoe0 - pppoe3
SEIL/X1 4 pppoe0 - pppoe3
SEIL/X2 8 pppoe0 - pppoe7
SEIL/x86 Fuji 8 pppoe0 - pppoe7
SEIL BPV4 8 pppoe0 - pppoe7

Note

注:
  • lan0とL2TPインタフェース間でブリッジを行う場合、L2TPインタフェース側で受信したPPPoEフレームは処理されません。
  • インタフェースの設定(または設定変更)を実行すると、動作に反映させるために該当のPPPoEインタフェースは自動的に接続(再接続)されます。
  • "ppp-configuration" パラメータが設定されていない場合、一部のパラメータは設定できません。

IPアドレス設定の必要性

PPPoEインタフェースでIPv4通信を使用する場合は、次のいずれかの方法でIPv4アドレスを設定する必要があります。

  • PPPのIPCP設定によりIPv4アドレスを自動取得する。
  • Unnumberedを設定し、他のインタフェースのアドレスを借りる。
  • インタフェースのIPv4アドレスおよび接続先のIPv4アドレスを設定する。
注: IPv4アドレスが設定されていないPPPoEインタフェースは、IPv4通信のためのインタフェースとして正常に機能しません。

interface <pppoe> over

インタフェースを関連付けるLANインタフェースを設定する。

interface <pppoe> over { <lan> | none }
<lan>
関連付けるLANインタフェース名
none
関連付けを解除する

interface <pppoe> ppp-configuration

インタフェースにPPP設定との関連付けを設定する。

interface <pppoe> ppp-configuration { <ppp_name> | none }
既定値
none
<ppp_name>
関連付けるPPP設定名
none
関連付けを解除する

interface <pppoe> address

インタフェースのIPアドレスを設定する。アドレスが設定済みの場合は1つ目のアドレスを上書きする。

interface <pppoe> address <IPaddress>[/<prefixlen>] remote <IPaddress>
<IPaddress>[/<prefixlen>]
インタフェースのIPアドレスとプレフィックス長
remote
<IPaddress>
Point to Point 接続の対向ルータのIPアドレス

Note

  • prefixlenを省略すると、IPv4アドレスはそのアドレスが属するクラスのプレフィックス長が、IPv6アドレスは/64が設定されます。
  • unnumberedが設定されている場合はunnumberedが解除されます。
  • IPv4アドレスは最大4個まで、IPv6アドレスは最大8個まで設定できます。

interface <pppoe> add

インタフェースのIPアドレスを設定する。アドレスが設定済みの場合はエイリアスアドレスとして追加する。

interface <pppoe> add <IPaddress>[/<prefixlen>] remote <IPaddress>
<IPaddress>[/<prefixlen>]
インタフェースのIPアドレスとプレフィックス長
remote
<IPaddress>
Point to Point 接続の対向ルータのIPアドレス

Note

  • prefixlenを省略すると、IPv4アドレスはそのアドレスが属するクラスのプレフィックス長が、IPv6アドレスは/64が設定されます。
  • unnumberedが設定されている場合はunnumberedが解除されます。
  • IPv4アドレスは最大4個まで、IPv6アドレスは最大8個まで設定できます。

interface <pppoe> delete

インタフェースのIPアドレスを削除する。

interface <pppoe> delete { <IPaddress> | all }
<IPaddress>
削除するIPアドレス
all
すべてのIPアドレスを削除する

Note

IPv6リンクローカルアドレスは削除できません。

interface <pppoe> unnumbered

インタフェースをUnnumberedインタフェースとする。(インタフェースに個別のIPv4アドレスを設定せず他のインタフェースからIPv4アドレスを借りる)

interface <pppoe> unnumbered [on { <leased-interface> | system-default }]
on
<leased-interface>
指定したインタフェースからIPv4アドレスを借りる
  • LANまたはVLANインタフェースを指定できます。
  • 指定するインタフェースにIPv4アドレスが設定されてる必要があります。
system-default
既定値を使用する
既定値
lan0

Note

unnumbered設定を行うと、指定したインタフェースに設定されているすべてのIPv4アドレスが削除されます。

PPPoEインタフェースにてunnumbered設定を使用する場合には、PPPの設定にてipcp-address パラメータをOFFにする必要があります。

interface <pppoe> numbered

インタフェースのUnnumbered設定を解除する。

interface <pppoe> numbered

Note

Unnumbered設定されたインタフェースを初期状態に戻す場合に使用します。

interface <pppoe> mtu

インタフェースのMTUを設定する。

interface <pppoe> mtu { system-default | <size> }
<size>
MTU値
設定範囲 単位
1280 - 1492 Byte
system-default
既定値を使用する
既定値
1454

interface <pppoe> description

インタフェースの説明文を設定する。

interface <pppoe> description <description>
<description>
説明文
設定範囲 備考
1 - 64文字 空文字列("")指定可
  • 空白文字を含む場合は全体を ' ' (シングルクォーテーション)で囲みます。

Note

  • 説明文は動作に影響しません。