nat snapt

静的NAPTを設定する。

実行権限
admin
対象機種
SEIL/B1, SEIL/X1, SEIL/X2, SEIL/x86 Fuji, SEIL BPV4

nat snapt add

静的NAPTの設定を追加する。

設定上限
機種 上限
SEIL/B1 256
SEIL/X1 256
SEIL/X2 256
SEIL/x86 Fuji 256
SEIL BPV4 256
nat snapt add protocol { tcp | udp | tcpudp }
  listen <listen_port> [interface { <interface> | <interface*> }]
  forward <IPv4address> <forward_port> [enable | disable]
nat snapt add protocol <protocol> [interface { <interface> | <interface*> }]
  forward <IPv4address> { enable | disable } 
protocol
転送対象のプロトコル
tcp
TCPプロトコル
udp
UDPプロトコル
tcpudp
TCP及びUDPプロトコル
<protocol>
プロトコル番号で指定
設定範囲
0 - 255
listen
プライベートIPアドレスのポートに対応付けるグローバルIPアドレスのポート番号
<listen_port>
ポート番号
設定範囲 備考
1 - 65535 範囲指定可能
interface
適用するインタフェース
既定値
lan1
<interface> | <interface*>
インタフェース名を指定する
forward
転送先の指定
<IPv4address>
IPアドレスを指定
<forward_port>
ポート番号
設定範囲 備考
1 - 65535 範囲指定可能
enable
有効にする
disable
無効にする

Note

ポート番号を範囲指定する場合は、プライベート側とグローバル側のポート数が同じになるように設定してください。

"nat napt add global"が指定されていれば、そのアドレスへのパケットを対象とします。指定されていなければ、インタフェースに設定されたアドレスが対象となります。

NAT(natコマンド)によるアドレス変換の設定が有効である場合、fastforward機能は無効になります。

nat snapt add default

静的NAPT適用時のデフォルト転送先の設定を追加する。

設定上限
機種 上限
SEIL/B1 1
SEIL/X1 1
SEIL/X2 1
SEIL/x86 Fuji 1
SEIL BPV4 1
nat snapt add default <IPv4address> [interface { <interface> | <interface*> }]
<IPv4address>
転送先のIPアドレス
interface
適用するインタフェース
既定値
lan1
<interface> | <interface*>
インタフェース名を指定する

Note

静的NAPTの設定の対象外となったプロトコルとポートの組合せのパケットのデフォルトの転送先を指定することができます。 指定が無い場合は、パケットを受信したインタフェース(SEIL自身)でそのまま受信します。

NAT(natコマンド)によるアドレス変換の設定が有効である場合、fastforward機能は無効になります。

nat napt add global

NAPTおよび静的NAPT適用時に変換先とするグローバルIPアドレスの設定を追加する。

設定上限
機種 上限
SEIL/B1 1
SEIL/X1 1
SEIL/X2 1
SEIL/x86 Fuji 1
SEIL BPV4 1
nat napt add global <global_IPaddress> [interface { <interface> | <interface*> }]
<global_IPaddress>
グローバルIPアドレスを指定する
interface
適用するインタフェース
既定値
lan1
<interface> | <interface*>
インタフェース名を指定する

Note

変換先グローバルIPアドレスが設定されていない場合、NAPT適用に使用されるグローバルアドレスは "nat napt add privare"コマンドの interface に指定されたインタフェースのIPアドレスが使用されます。

注: 設定したグローバルIPアドレスを送信先とする外部からのTCP/UDP接続は、指定したインタフェースのアドレス宛へと変換されます。

NAT(natコマンド)によるアドレス変換の設定が有効である場合、fastforward機能は無効になります。

nat snapt enable/disable

静的NAPTの設定を有効化または無効化する。

nat snapt { enable | disable } interface { <interface> | <interface*> }
  protocol [tcp | udp | tcpudp] listen <listen_port>
nat snapt { enable | disable } interface { <interface> | <interface*> }
  protocol <protocol>
enable
有効化する
disable
無効化する
interface
適用するインタフェース
既定値
lan1
<interface> | <interface*>
インタフェース名を指定する
protocol
転送対象のプロトコル
tcp
TCPプロトコル
udp
UDPプロトコル
tcpudp
TCP及びUDPプロトコル
<protocol>
プロトコル番号で指定
設定範囲
0 - 255
listen
プライベートIPアドレスのポートに対応付けるグローバルIPアドレスのポート番号
<listen_port>
ポート番号
設定範囲 備考
1 - 65535 範囲指定可能

nat snapt delete

静的NAPTの設定を削除する。

nat snapt delete all
nat snapt delete default
nat snapt delete protocol { tcp | udp | tcpudp | <protocol>} listen <listen_port> interface { <interface> | <interface*> }
nat snapt delete interface <interface> all
all
すべてのエントリ
default
デフォルト転送先の設定
protocol
削除するエントリのプロトコルの指定
tcp
TCPプロトコル
udp
UDPプロトコル
tcpudp
TCP, UDPプロトコル
<protocol>
プロトコル番号
listen
削除するエントリのポート番号の指定
<listen_port>
ポート番号
interface
削除するエントリのインタフェースの指定
<interface> | <interface*>
インタフェースを指定
all
指定インタフェースに関するすべてのエントリ