ppp

PPP接続のパラメータを設定する。

PPPインタフェースまたはPPPoEインタフェースに関連付けて使用します。
実行権限
admin
対象機種
SEIL/B1, SEIL/X1, SEIL/X2, SEIL/x86 Fuji, SEIL/BPV4

ppp add

PPP接続の設定を追加する。

設定上限
機種 上限
SEIL/B1 8
SEIL/X1 8
SEIL/X2 8
SEIL/x86 Fuji 8
SEIL/BPV4 8
ppp add <name> [ipcp { enable | disable }] [ipv6cp { enable | disable }]
  [keepalive { <time> | none }] [ipcp-address { on | off }]
  [ipcp-dns { on | off }] [acname <ac_name>] [servicename <service_name>]
  [authentication-method { auto | pap | chap | mschapv2 | none }]
  [identifier <userid>] [passphrase <phrase>]
  [tcp-mss { auto | <mss> | none }]
  [tcp-mss6 { auto | <mss> | none }]
  [auto-connect { vrrp | always | ondemand | none }]
  [idle-timer { <idle-timer> | none }]
  [mppe { require | optional | disable | auto | system-default }]
ppp add
PPP接続の設定を追加する
設定上限
8エントリ
<name>
追加するエントリの設定名
設定範囲 文字種 予約語
1 - 16文字 空白を除く all, none
ipcp
IPCPの使用
既定値
enable
enable
有効にする
disable
無効にする
ipv6cp
IPv6CPの使用
既定値
enable
enable
有効にする
disable
無効にする
keepalive
キープアライブパケットの送出
既定値
none
<time>
指定の間隔でキープアライブパケットを送出する
設定範囲 単位
1 - 3600
none
送出しない
ipcp-address
IPCP address optionの使用
既定値
off
on
使用する
off
使用しない
ipcp-dns
IPCP DNS extensionの使用
既定値
off
on
使用する
off
使用しない
acname
PPPoE Access Concentrator 名
<ac_name>
PPPoE Access Concentratorを指定する
設定範囲 備考
1 - 16文字 空文字列("")指定可
servicename
PPPoEサービス名
<service_name>
サービス名を指定する
設定範囲 備考
1 - 16文字 空文字列("")指定可
authentication-method
認証方法
既定値
auto
auto
自動的に判別する
pap
PAPを使用する
chap
CHAPを使用する
mschapv2
MS-CHAP-V2を使用する
none
認証を使用しない
identifier
接続ID
<userid>
接続IDを指定する
設定範囲 備考
1 - 150文字 空文字列("")指定可
passphrase
認証パスワード
<phrase>
認証パスワードを指定する
設定範囲 備考
1 - 36文字 空文字列("")指定可
tcp-mss
TCP MSS(IPv4)書き換え機能
既定値
auto
auto
自動設定の値で書き換える
<mss>
指定値で書き換える
設定範囲 単位
512 - 1452 Byte
none
値を書き換えない
tcp-mss6
TCP MSS(IPv6)書き換え機能
既定値
auto
auto
自動設定の値で書き換える
注: "tcp-mss6 auto"の設定はコンフィグに保存されません(既定値として動作し自動設定の値で書き換えます)
<mss>
指定値で書き換える
設定範囲 単位
512 - 1432 Byte
none
値を書き換えない
auto-connect
自動接続
既定値
always
vrrp
VRRPv2の状態と同期(マスター状態の場合)してPPPoEセッションを確立する
注: VRRPv2 の監視条件に、対象となるPPPoEインタフェースを指定する必要があります
always
常時接続を試みる
ondemand
必要に応じて接続を試みる
none
自動接続しない
注: connect, disconnectコマンドで接続状態を制御する必要があります
idle-timer
アイドルタイマー
既定値
none
<idle-timer>
指定時間無通信時に切断する値
設定範囲 単位
30 - 86400
none
使用しない
mppe
MPPE(Microsoft Point-to-Point Encryption)による暗号化
  • L2TPダイアルアップネットワークと組み合わせて利用する場合のみ設定可能です。
  • MPPEを利用するためには、authentication-methodにmschapv2またはautoを選択する必要があります
require
必須とする
optional
任意とする
disable
暗号化しない
auto
自動選択する
system-default
既定値を使用する
既定値
auto

Note

  • PPPoEインタフェースにてUnnumbered設定を使用する場合には、ipcp-address offの他にUnnumbered設定する必要があります。
  • ipcp enable、ipcp-address offとした場合には、PPPoEインタフェースにアドレスを付与するか、PPPoEインタフェースにunnumberedを設定しlan0 インタフェースにアドレスを付与してください。

キープアライブによる回線切断の検出条件

  • keepaliveの指定による間隔でLCP echoパケットを送出し、3回連続で対向からのecho replyパケットを受信しなかった場合に回線切断を検出します。

PPP設定を使用するインタフェースによる制限

  • PPP設定がPPPoEインタフェースで使用される時、以下の設定は無視されデフォルトの値が使用されます。
    • acname, auto-connect ondemand, auto-connect none, idle-timer
  • authentication-method mschapv2はPPPインタフェースでのみ使用可能です。PPPoEインタフェースでは接続を開始できません。
  • PPP設定がPPPインタフェースで使用される時、以下の設定は無視されデフォルトの値が使用されます。
    • acname, servicename, auto-connect vrrp

オンデマンド接続

auto-connect ondemandに指定した場合、このPPP接続を経路とする対向機器へのIPv4の通信が発生した場合に自動的に接続を開始します。
  • PPPインタフェースにIPv4アドレスが付与されている場合、接続を開始してからPPP接続が確立するまでのパケットは、接続が確立後に再送されます。
    • ただし、PPPインタフェースのMTUを越えるサイズのパケットは、再送されない場合があります。
  • 以下の通信は、通信が発生したとみなされず、再送もされません。
    • IGMPの通信
    • Echo Requestを除くICMPv4の通信
    • 送信元/送信先のポート番号が、67(Bootps)、68(Bootpc)、123(NTP)、137(NetBIOS)、520(RIP)のいずれかであるTCPまたはUDPの通信

アイドルタイマー

指定時間以上無通信状態が継続した場合に、自動的に切断する機能です。
  • 以下の通信は、通信があったとみなしません。
    • 接続の対向機器からの通信
    • IGMPの通信
    • Echo Requestを除くICMPv4の通信
    • 送信元/送信先のポート番号が、53(DNS)、67(Bootps)、68(Bootpc)、123(NTP)、137(NetBIOS)、520(RIP)のいずれかであるTCPまたはUDPの通信
注: auto-connectがalwaysまたはvrrpの場合は無効になります。

ppp delete

PPP接続の設定を削除する。

ppp delete { <name> | all }
<name>
削除するエントリの設定名
all
すべてのエントリ

ppp modify

PPP接続の設定を変更する。

ppp modify <name> [ipcp { enable | disable }] [ipv6cp { enable | disable }]
  [keepalive { <time> | none }] [ipcp-address { on | off }]
  [ipcp-dns { on | off }] [acname <ac_name>] [servicename <service_name>]
  [authentication-method { auto | pap | chap | mschapv2 | none }]
  [identifier <userid>] [passphrase <phrase>]
  [tcp-mss { auto | <mss> | none }]
  [tcp-mss6 { auto | <mss> | none }]
  [auto-connect { vrrp | always | ondemand | none }]
  [idle-timer { <idle-timer> | none }]
  [mppe { require | optional | disable | auto | system-default }]
<name>
変更するエントリの設定名
  • パラメータの詳細はppp addを参照