SEIL/x86 Ayame AMI ver.3.10 の一時公開停止について

AWS Marketplace で提供するSEIL/x86 Ayame ver.3.10をプリインストールしたAMIについて、 EC2シリアルコンソールによる操作ができない問題があり、公開を一時停止中です。

公開停止対象

2024年1月25日 以降にAWS Marketplace で提供していた SEIL/x86 Ayame ver.3.10 AMI

※ 現在提供中のAMIは、ver.3.01がプリンストールされています。このAMIのファームウェアを更新した場合は正常に動作します。

問題の詳細

仮想環境においては標準のコンソールデバイスが環境毎に異なりますが、対象のAMIは適切なコンソールデバイスが指定されていないことが原因で、EC2シリアルコンソールによる操作ができません。

対応方針

SEIL/x86 Ayame ver.3.10をプリインストールしたAMIは、問題修正後の再公開を予定しています。

対処手段

公開停止対象のAMIを導入済みの場合は、SEIL/x86 Ayameへのリモートログイン操作によって正常な設定に変更することができます。

但し、スタンドアロンモードでの操作が必要であり、かつ、Secure ShellまたはTelnetによるリモートログインが可能であるように設定されている必要があります。

SMFv2モードで使用中の場合は、一時的にスタンドアロンモードに変更する必要があります。

※ EC2シリアルコンソールを利用しない場合は、対処の必要はありません。

設定を修正するための操作手順は次の通りです。

  1. EC2シリアルコンソールの画面を開いておく(この時点で操作はできません)
  2. Secure ShellまたはTelnetにより当該SEIL/x86 Ayameのシェルにログインする
  3. 次のコマンドを順次実行する
    • set console device com0 (コンソールデバイスの変更)
    • save-to flashrom (設定の保存)
    • reboot (再起動)
  4. EC2シリアルコンソールに起動ログが表示され、次の文字列が表示されたら "y" キーを入力する
    • Do you use this console device? [Y/n]
    ※入力の待受けには時間制限があります。カウント時間内に入力されなかった場合は設定変更がキャンセルされます。

以上の操作によりEC2シリアルコンソールが使用可能になります。

一度設定を変更すると、コンフィグから "console.device : com0" を削除してもEC2シリアルコンソールを利用できます。

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