FAQ - SEIL/x86 Fuji

Q

起動キーを複数のSEIL/x86 Fujiで使いまわしても構いませんか?

A

起動キーにはSEIL/x86を識別する固有のIDが含まれるため、SEIL/x86の起動インスタンスごとに個別のものをお使いください(必要数分リクエストください)。

スタンドアロンのソフトウェアルータとしてご利用になる場合には起動キーが同一であっても(同一ネットワーク上に存在しても)動作上の問題はありませんが、SACMによる統合管理サービスをご利用になる場合に、個別に識別できる必要があります。

Q

SEIL/x86 Fujiのvmx形式のファイルをVMware ESXi5.0上にインストールしたとき、3個以上のネットワークアダプタを追加できません。

A

VMware ESXi側の仮想マシン構成ファイルの認識に制限がある可能性があります。VMware ESXiの場合はOVFテンプレートの利用が推奨されますので、OVFテンプレート版をご利用ください。

Q

KVMの準仮想化ディスクで動作しているかどうかはどのように確認できますか?

A

show tech-support の dmesg セクションにて確認することができます。KVMの準仮想化ディスクを認識すると、show tech-support の dmesg セクションに以下のようなメッセージが表示されます:

----------[dmesg]----------
(省略)
virtio2 at pci0 dev 5 function 0
Qumranet Virtio Block Device (rev. 0x00)
ld0 at virtio2
ld0: 32768 KB, 65 cyl, 16 head, 63 sec, 512 bytes/sect x 65536 sectors
(省略)
boot device: ld0

「Qumranet Virtio Block Device」と出力されていることが確認できれば、該当ホストは準仮想化ディスクで動作していることになります。

Q

SEIL/x86 FujiでUSBモバイルデータ通信端末は利用できますか?

A

SEIL/x86 Fujiは、USBを正式サポートしていません。

モバイル関連の設定コマンド等は実験的な提供機能として利用可能ですが、モバイル端末とホスト機器の組み合わせの動作実績について公開可能な情報はありません。

接続したモバイルデータ通信端末が利用可能な状態であるかどうかの確認には、"show status dialup-device" コマンドでデバイスの認識状況を確認してください。下記のようにデバイス情報が表示されない場合は、認識されておらず使用できません(下記は120FUでの表示例です)。

また、認識される場合であっても、完全な動作は保障されません。

# show status dialup-device
foma0:
        Service Name      : NTT docomo FOMA
        Manufacturer      : ZTE CORPORATION
        Modem Id          : MF633
        Revision Id       : BD_IIJP673C1V1.0.0B07
        Serial Number     : ****
        Subscriber Number : 080-****-****
        SIM Status        : READY
        Signal Quality    : 96.88% (Level 5)
        Next Auto-Reset   : Not scheduled
        Connect Fail Count: 0 (threshold none)
        PDP Contexts      :
                cid=1  PDP_type=IP   APN=iijmobile.jp
                cid=2  PDP_type=IP   APN=iijmobile.jp

Q

VMware 上のSEIL/x86 Fujiで、LANインタフェースのメディアタイプが実際と異なるようにみえます。

A

VMware 側で固定値でエミュレートされているため、実際のメディアタイプとSEIL/x86 Fujiが認識するメディアタイプは必ずしも一致しません。

フレームのコリジョン等もSEIL/x86 Fuji側からは観測できません。

SEIL/x86 Fujiは認識したメディアタイプによらず可能な限りフレームを出力するよう動作し、実際の出力性能はホストマシンのCPUやNICに依存します。

Q

仮想マシンのCPUやメモリを追加することでメリットがありますか?

A

SEIL/x86 Fujiは、CPUを1個のみ認識します。処理性能はCPU1個あたりの性能に依存します。

メモリ搭載量は、不足すると動作異常の要因になりますが、必要以上に搭載しても処理性能は向上しません。

Q

Microsoft Azure上の仮想マシンとしてSEIL/x86を使用できますか?

A

SEIL/x86 Fuji:使用できません。

SEIL/x86 Ayame:使用できます。Microsoft Azure形式の仮想マシンイメージをダウンロードしてください。

Q

Amazon AWS EC2上の仮想マシンとしてSEIL/x86を使用できますか?

A

SEIL/x86 Fuji:使用できません。

SEIL/x86 Ayame:使用できます。Amazon AWS EC2形式の仮想マシンイメージをダウンロードしてください。

Q

SEIL/x86の動作中にホストマシンのストレージのメンテナンスは可能ですか?

A

SEIL/x86の動作仕様上は問題ありませんが、事前に動作検証を実施してください。

SEILのシステムはオンメモリで動作し、コンフィグ、ライセンスキーおよびファームウェアの読み書き時にのみストレージをマウントします。ログはオンメモリで保持しストレージは使用しません。

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