ポートベースVLAN

ポートベースVLANのみ設定するシンプルな例です。実用的ではありませんが、最低限の設定サンプルとなります。

このタスクについて

四つのスイッチポートを、二つのブロードキャストセグメントに分離します。

手順

  • 構成イメージ
    • ポートベースVLANを使用する場合はGE1のスイッチポートを全て、アクセスポート又はトランクポートのいずれかに設定する必要があります。ここではすべてアクセスポートとしています。
    • ge1インタフェースはタグ付きフレームを受信しないため、スイッチポートに接続された機器が他のインタフェース(ge0やwlan0)に接続された装置と通信するには、VLANインタフェース(タグ付きフレームの送受信)やブリッジ(フレームの透過)の併用が必要です。
  • コンフィグの例
    interface.ge1p0.port : access
    interface.ge1p0.vid  : 100
    interface.ge1p1.port : access
    interface.ge1p1.vid  : 100
    
    interface.ge1p2.port : access
    interface.ge1p2.vid  : 200
    interface.ge1p3.port : access
    interface.ge1p3.vid  : 200
  • VLANインタフェースの追加例
    interface.vlan1.over         : ge1
    interface.vlan1.vid          : 100
    interface.vlan1.ipv4.address : 192.169.1.1/24
    
    interface.vlan2.over         : ge1
    interface.vlan2.vid          : 200
    interface.vlan2.ipv4.address : 192.169.2.1/24
    • ポートVLANを構成したポートに属するGEインタフェースに各VIDと対応するVLANインタフェースを追加すると、同じVIDを持つフレームを受信する仮想LANインタフェースとして、それぞれに異なるIPセグメントを割り当てることができます。
    • これにより、それぞれ2ポートのスイッチを持ち、異なるIPセグメントに属する、2個の仮想LANインタフェースとして扱うことができ、ルーティングによるネットワーク間のIP転送ができます。