Windows 10のVPN(IKEv2)設定手順

Windows 10のVPN機能を利用してリモートアクセスサーバ(IKEv2 IPsecAC)へ接続する基本的な設定手順を説明します。

始める前に

  • リモートアクセスサーバの設定は完了しているものとします。
  • IKEv2の接続にプライベートCAに署名された証明書を使用する場合は、そのCAの証明書がPCのルートCAストアに登録されている必要があります。

手順

  1. 設定情報を用意する
    項目 値(例) 備考
    リモートアクセスサーバのホスト名 example.seil.jp サーバ証明書のCommon Nameと同一のFQDNまたはIPアドレスであること
    ユーザー名 user01@example.jp
    パスワード vpnpassword
  2. VPN設定の追加(1)
    • 「Windowsの設定」>「ネットワークとインターネット」>「VPN」を開く
    • 「VPN接続を追加する」をクリックする
  3. VPN設定の追加(2)
    VPNプロバイダー
    「Windows(ビルトイン)」を選択する
    接続名
    任意の名称を入力する
    サーバー名またはアドレス
    VPN接続先となる本装置のホスト名を入力する
    • IPsecACの設定に含まれる証明書のCommon Nameと同一である必要があります。
    VPNの種類
    「IKEv2」を選択する
    サインイン情報の種類
    「ユーザー名とパスワード」を選択する
    ユーザー名(オプション)
    ユーザー名を入力する
    パスワード(オプション)
    パスワードを入力する
    • 全て入力後、「保存」をクリックする
  4. 設定を完了する
    • 設定した接続名のVPN接続先が表示される

タスクの結果

  • 以上で設定は完了です。

次のタスク

  • 追加したVPN接続を選択して「接続」をクリックすると接続を開始します。
  • 直ちに接続しない場合はウィンドウを閉じます。

VPNの接続・切断

リモートアクセスサーバへ接続する基本的な操作手順を説明します。

始める前に

  • VPN接続先の設定は完了しているものとします。

手順

  1. 接続を開始する
    • 「Windowsの設定」>「ネットワークとインターネット」>「VPN」を開く
    • VPN接続先を選択し、「接続」をクリックする
  2. 接続されたことを確認する
    • 接続が確立すると「接続済み」が表示される

タスクの結果

  • 以上で接続操作は完了です。

次のタスク

  • 接続に失敗する場合はエラーメッセージに従い、設定内容等を確認してください。
  • 「切断」をクリックすると切断されます。