vrrp.vrouter

VRRP仮想ルータを設定する

キー バリュー
vrrp.vrouter.[]...
仮想ルータ
設定上限
32個
vrrp.vrouter.[].version
使用するVRRPバージョン
<Keyword>
候補
2 | 3
デフォルト値
3
vrrp.vrouter.[].interface
仮想ルータを動作させるインタフェース
制約事項: 省略不可
<Interface>
インタフェース名
  • ge[]
  • bridge[]
  • vlan[]
vrrp.vrouter.[].vrid
仮想ルータのVRID
制約事項: 省略不可
<Number>
範囲
1-255
vrrp.vrouter.[].address
仮想IPアドレス
制約事項: 省略不可
<IPv4address>
IPv4アドレス
<IPv6address>
IPv6リンクローカルアドレス
制約事項:VRRPv2では設定不可
注:
  • スコープIPは指定できません。仮想ルータの動作インタフェースとみなします。
  • インタフェースのIPアドレスと重複しないアドレスを設定してください。
vrrp.vrouter.[].priority
優先度
<Number>
範囲
1-255
デフォルト値
100
  • 最も大きな値を持つ仮想ルータがMASTERとなります。
  • 自身と同じ優先度の広告を受信した場合は自身を優先します。(優先度の重複は避けて設定するべきです)
vrrp.vrouter.[].preempt
優先度による状態遷移を優先する(Preempt_Mode)
enable
有効化
  • 他の仮想ルータが広告している場合でも、自身の優先度がより高い場合はMASTERとして広告を開始します。
disable
無効化
  • 他の仮想ルータが広告している場合は、自身の優先度がより高い場合でも広告を抑止しBACKUPとして動作します。
デフォルト値
enable
vrrp.vrouter.[].virtual-mac
仮想MACアドレスの使用
enable
有効化
disable
無効化
デフォルト値
enable
vrrp.vrouter.[].delay
MASTERへの状態遷移の遅延時間
<Time>
範囲 単位
0-300
デフォルト値
0
vrrp.vrouter.[].interval
広告パケットの送信間隔
<Interval>
範囲 単位
1-40
デフォルト値
1
vrrp.vrouter.[].ipv4-checksum-without-pseudoheader
VRRPv3パケットのチェックサムの計算にpseudo-headerを含めない
enable
有効化
disable
無効化
デフォルト値
disable
vrrp.vrouter.[].watch.keepalive
Ping監視の監視対象
<IPv4address>
IPv4アドレス
  • Class A/B/C のIPv4アドレスを指定できます。
<IPv6address>
IPv6アドレス
vrrp.vrouter.[].watch.alive-detect
応答ありと見なすPing監視の連続成功回数
<Number>
範囲
1-60
デフォルト値
3
vrrp.vrouter.[].watch.dead-detect
応答なしと見なすPing監視の連続失敗回数
<Number>
範囲
1-60
デフォルト値
10
vrrp.vrouter.[].watch.interface
インタフェース監視の監視対象
<Interface>
VRRPv3の場合
  • ge[]
  • pppoe[]
  • ppp[]
  • bridge[]
  • vlan[]
VRRPv2の場合
  • ge[]
  • pppoe[]
  • ppp[]
vrrp.vrouter.[].watch.route-up
経路監視の監視対象
<IPv4address>
IPv4アドレス
<IPv4Networkaddress/Prefixlen>
IPv4ネットワークアドレスとプレフィックス長
<IPv6address>
IPv6アドレス
<IPv6Networkaddress/Prefixlen>
IPv6ネットワークアドレスとプレフィックス長

Note

  • プライマリIPアドレスを固定設定せずDHCPで自動取得するインタフェースでは、VRRPを使用しないでください(エイリアスアドレスの取得にDHCPを使用する場合は問題ありません)。
  • 適用インタフェースとVRIDが両方同じとなる複数の仮想ルータは設定できません。
  • Ping監視の成功・失敗回数のカウントは、VRRPの設定を変更するとリセットされます。
  • VRRPv2を使用する場合、適用インタフェースが同一のエントリは設定上限が2個までとなります。
  • VRRPv2を使用する場合、vrrp.vrouter.[].ipv4-checksum-without-pseudoheader の設定は無視されます。
  • priorityに255を設定する場合でも、仮想IPアドレスはインタフェースのIPアドレスと異なるアドレスを設定する必要があります。この仕様は他社製品と異なる場合があります。