ループバックインタフェース

ループバックアドレスを割り当てる論理インタフェースを設定することができます。

1. IPv4/IPv6対応状況
機能 IPv4 IPv6 備考
ループバックインタフェース

概要

ループバックインタフェースに設定したIPアドレス(ループバックアドレス)は、本装置を指すIPアドレスとして使用できます。ループバックインタフェースは常に有効である(ダウンしない)ため、ループバックアドレスは常に応答可能なアドレスとなります。

ループバックインタフェースは、Unnumberedインタフェースのアドレス借り受け元に使用することができます。また、OSPF(v2/v3)の動作インタフェースに使用できます。

IPアドレスの付与

下記のインタフェースにIPv4アドレスおよびIPv6アドレスを付与できます。

  • ループバックインタフェース(loopback0
IPv4アドレス
サブネットマスク /32のIPv4アドレスを1個付与できます。エイリアス(別名)アドレスは設定できません。
IPv6アドレス
プレフィックス長が /128のIPv6アドレスを1個付与できます。エイリアス(別名)アドレスは設定できません。
設定されたアドレスとは別に、IPv6リンクローカルアドレス(fe80::1%loopback0 固定)が自動的に付与されます。

注意事項

自身のループバックアドレスをゲートウェイとする経路を設定しないでください。

ループバックインタフェースは、パケットを送信すると外部送信せずループバックインタフェースが受信する性質を持ちます。このため、ループバックアドレスをゲートウェイとする経路にループバックアドレス宛でないパケットがマッチすると、パケットのループが発生します。