イーサネット[CA10]

SEILアプライアンスシリーズ CA10のイーサネットポートに対応する論理インタフェースについて説明します。

1. GEインタフェース仕様概要
項目
インタフェース数 6
MACアドレスのラーニング上限 16384
MACアドレスの保持期間 約300秒
2. スイッチポート仕様概要
項目
メディアタイプ
0/1G, 1/1G, 2/1G, 3/1G
10BASE-T (half-duplex, full-duplex), 100BASE-TX (half-duplex, full-duplex), 1000BASE-T full-duplex, Auto-Negotiation
4/10G, 5/10G
1000BASE-T full-duplex, 10GBASE-T full duplex, Auto-Negotiation
スイッチポート 非搭載
ケーブル接続形式 Auto MDI/MDI-X
GEインタフェースの受信可能最大フレームサイズ 1622byte(FCSを含む)
フロー制御 なし
3. IPv4/IPv6対応状況
機能 IPv4 IPv6 備考
イーサネット
4. デフォルトの動作状態
機能 状態 備考
0/1G, 1/1G, 2/1G, 3/1G 有効
4/10G, 5/10G 有効

10Gポートと1Gポート

本装置のイーサネットインタフェースは、装置前面に次のように配置されています。

ポート名と論理インタフェースの対応、および
5. 論理インタフェース名との対応
ポート名 論理インタフェース名 最大リンク速度 制限
0/1G ge0 1Gbps ダウンシフト非対応
1/1G ge1 1Gbps ダウンシフト非対応
2/1G ge2 1Gbps ダウンシフト非対応
3/1G ge3 1Gbps ダウンシフト非対応
4/10G ge4 10Gbps 10BASE-T, 100BASE-TXに非対応
5/10G ge5 10Gbps 10BASE-T, 100BASE-TXに非対応

メディアタイプのダウンシフト

10Gポートに接続された機器と10GBASE-Tおよび1000BASE-Tの両方でオートネゴシエーション可能かつ、ケーブルの問題などによって10Gのリンクアップに失敗すると、1000BASE-Tでのリンクアップを試行します。

IPアドレスの付与

各GEインタフェース(論理インタフェース)にIPv4アドレスおよびIPv6アドレスを付与できます。

  • interface.ge[0-5]
IPv4アドレス
IPv4アドレスを1個付与できます。また、エイリアス(別名)アドレスを3個まで設定できます。
アドレス設定方法
  • 静的設定
  • DHCP
IPv6アドレス
インタフェース毎にIPv6アドレスを1個付与できます。また、エイリアス(別名)アドレスを7個まで設定できます。
IPv6リンクローカルアドレスは自動的に付与されます。
アドレス設定方法
  • 静的設定
  • ルータ広告
  • DHCPv6 Prefix Delegation
  • DHCPv6 IA_NA

Duplicate Address Detection

IPv6アドレスが同一リンク上の他の装置と重複した場合、IPv6通信を停止します。

6. IPv6アドレスの重複が発生した場合の影響と対処方法
重複したアドレスの種類 通信停止の影響範囲 通信停止からの復旧方法
コンフィグで設定したIPv6アドレス 重複したIPv6アドレスの使用を停止する 重複する状態の解消後に次のいずれかの操作を行う
  • 再起動する
  • 重複が発生したインタフェースを一旦リンクダウンさせ、再度リンクアップさせる
  • 該当IPv6アドレスを削除したコンフィグを反映し、その後に本来のIPv6アドレスを設定したコンフィグを反映する
自動生成したIPv6リンクローカルアドレス 該当インタフェースのIPv6通信を全て停止する 重複する状態の解消後に次のいずれかの操作を行う
  • 再起動する
  • 重複が発生したインタフェースを一旦リンクダウンさせ、再度リンクアップさせる

MTU

GEインタフェースのMTUを変更可能です。
デフォルト値
1500
設定範囲
1500-1600
注: GEインタフェースをブリッジインタフェースのメンバーにする場合、MTUはブリッジインタフェースのMTUに合わせる必要があります。
ヒント: MRUはMTUに追従します。

TCP MSS調整

インタフェースの入出力パケットのTCP MSS値を調整することができます。詳細は「TCP MSS調整機能」を参照してください。